Vent Wingの回転軸不具合で取外した、三角窓アッセンブリーを分割（分解）した。
WORKSHOP Manualでの確認で「2つのnailでフレームに保持している Vent WingとHingeはドリルで外す」ことを知る。我では困難な作業の為、知人の整備工場へ出向く。
アッセンブリー交換した三角窓の不具合は「回転軸部分のみ」の為、他部品は再利用可能の思いからストック品にしようと分解することにした。
ステーと分離し回転不可の状態を知ろうと、我でもできるナットを緩める作業を開始。作業前に潤滑剤を吹き掛け数時間後作業開始も、13ミリと7ミリのナットは固着から「13ミリはW5/16ボルトが破断」「7ミリはW5/32ボルトと供回り」の万事休すから、知人作業のサンダーを用いた分断になる。
サンダー作業でもナットで留まる部品が取外せず、Vent Wingの取外しに取り掛かる。Vent WingはHingeを介しフレームに2つのnailで固定されている。WORKSHOP Manualの説明のごとくドリル作業考慮も、nailはステンレス製・フレームは再使用しないことから、nailは作業が容易なサンダーでの削り落としにした。
供回りするW5/32ボルトは、フレーム内の固定がハガレ取外し困難のためフレームを切断して取外すことに。切出したピースは、万力に固定しサンダーを用いて個々に分解した。
分解した再利用可能な部品は、三角窓ロックレバー・ガラスとフレーム・Hinge・ガスケット及びウインドガラス上下動を支えるchanel brush等。
雨水に触れるフレームはステンレス製も、雨水が浸み込み留まり腐食原因となる回転軸がスチール製である設計意図が分からない？ スチールなのに塗装等腐食防止対策がなく、錆発生腐食破断発生である。ステンレスのボルトナットであれば錆発生がないのに・・。
QUARTER WINDOWを保持するステンレス枠には、3か所の開口がある。大きい開孔径は9ミリで、ネジ山のない丸棒（約8ミリ）が差し込まれる形態になっている。丸棒の先端は、QUARTER WINDOWを支えるゴムシートに至る構造である。枠と接続の無い丸棒は、ステンレス枠とどのように同調作動するのだろうか？ ステンレス枠の9ミリ開孔の隣には、4ミリ径の2つの開孔がありnail(リベット)跡がある。9ミリ開孔に突っ込まれた8ミリ丸棒は、リベット方向からの「何か」で保持固定されていた？のだろうか。丸棒にエグレはあるものの溶接跡などは見受けられない。「何か」である破損クズ等も回収できず8ミリ丸棒の保持固定形態は謎のまま。ステンレス枠とステンレス丸棒とで溶接接続されていれば、損傷発生がなかったのでは？・・と設計意図が理解できない我。
丸棒の固定形態探ろうと、腐食損傷部品の錆取り等施し見回すも我では謎解けず。
