投稿日記No.95・・「並行輸入ZAR115・・Alfa Romeo Spider Sr.3」トランクリッド開放保持不具合再発・損傷部品補強計画

トランクリッド開放保持の不具合が、修理(2022年2月)後からわずか4カ月で再発。修理は工夫と力業を要し、我での復活は困難も不具合個所部品の容易な補強案検討。

 

運転席側サイドパネル設置のトランクオープナー(レバー)を引き、ワイヤーがラッチを外すとトランクリッドは軽々と開放保持できていた。頻繁なトランク開閉で無かったが、何かスムーズな開放でないなー?でトランクリッドを手で上下させているとギッギッギバタンとトランク開放構造の1部品である7㎜の丸棒が外れ落ちた。これでトランク開放保持が不可になり、4カ月ぶりの伸縮棒登場になる。


外れ落ち垂れ下がっているL型の7㎜丸棒は、前回トラブル時と同形態。

 

前回経験から7㎜丸棒の外れた場所と保持構造承知で、トランク内上部をのぞき込み丸棒を支える「コの字型部品」を現認。「コの字型部品」は前回事象と瓜二で、前方に曲がり丸棒が外れ落ちた模様と確認。(左側写真が今回で右側写真は前回事象)。

 

 

「コの字型部品」が曲がった原因調査。アームに取付くブラケットには「コの字型部品」から外れ落ちた丸棒の端部が、ブラケットの孔に可動する形態で収まっている。前回トラブル時は、ブラケットを固定するボルト・ナットの緩みから、トランクリッドのアームとブラケットの一体形がくずれ「コの字型部品」への応力集中で曲がり発生の結論でいた。今回はブラケット固定のボルト・ナットに緩みが無く「曲がりの原因」我には不明。前回“「コの字型部品」には応力が掛からないので補強はしない!“は誤りになり要再考。 右側写真は丸棒が「コの字型部品」に納まる部分で、スリーブらしき残骸を撮影。スリーブらしき残骸の復元作業、我には不可能なため復旧は考慮しない。

 

今一度、トランクの開放保持構造を考え“アームとブラケットが共に動く一体形のブラケットの孔に7㎜の丸棒が取り付き、そのねじりをかいしトランクがポップアップされる仕組み”の思い再認識。従って“「コの字型部品」はトランク開放時ねじりが生じた7㎜丸棒の移動を防止するだけのガイド役であるはず!”の思いも再認識。「コの字型部品」には応力は集中しない!の思いあるも、曲がりは前回同様で我の思い要変更・・。

 

トランクリッドの開閉時、他部品と干渉がありアーム部分のボルト・ナットを弛めブラケットを取外す。

 

 

「コの字型部品」の曲がりの再発で「応力集中しない・補強は行わない」を改め、当該部分への要補強から「コの字型部品」廻り観察と寸法どり実施。

 

 

当該損傷は、車体左側でも発生の恐れから「コの字型部品」を観察。結果「コの字型部品」の奥側に少しのユガミを確認。

 

 

「コの字型部品」補強の作図検討。黄色着色が「コの字型部品」で茶色が7㎜丸棒。緑着色はボディーで紫色の8㎜くらいのボルトが溶接されている。ボルト長さは21㎜で「コの字型部品」の高さ12㎜を差し引くと有効長さは9㎜。

桃色はホームセンターで購入の2㎜厚補強板、既存ナットの高さを考えると補強板は1㎜厚が望ましいも、曲がり強度が著しく劣るので2㎜厚になる。

水色は、所持していた1㎜厚のL型アングル形状の鋼鈑で、曲げに対応できL型アングルでの補強実施を決定。

 


補強部品製作開始も、所持するドライバドリルの鉄工穴あけ能力は5㎜で苦戦の予測。1㎜厚のL型アングル形状の鋼鈑に、ポンチでドリル先端の位置決めし1㎜・2㎜他ドリル径変更も開孔に至らず作業断念。

 

 

トランクリッド開放保持不具合解消の復旧作業は、力技で丸棒を固定ブラケットから外したり、最終作業では超力技での丸棒端部を固定するブラケットへはめ込む作業だったりで我にての作業は困難。知人整備工場への作業依頼時、L型アングル形状の鋼鈑への開孔作業から作業始動予定。