投稿日記No.97・・「並行輸入ZAR115・・Alfa Romeo Spider Sr.3」トランクリッド開放保持丸棒端をブラケットへ収め完全復旧

丸棒断面のねじりでトランクを開放保持構造の、丸棒端を車体に取付くブラケットに収めねばならない。力なく技なしの我、パンダジャッキ利用で丸棒端設置方法を考える。丸棒端にベルトを掛け、パンダジャッキを伸ばせば力要さず固定ブラケットにセットが可能?の思いで作図検討後木工細工。

 

 

木材治具とパンダジャッキをセットし、ベルトで丸棒端を引っ張り上げ固定ブラケットに収める作業を開始。

 

 

固定ブラケット収納までもう少しも、パンダジャッキの浮き上がりで収納ならず。パンダジャッキの上下方向固定用の木材購入でホームセンターに向かうも、一人作業に不安から知人整備士に助けを要請。

 

知人に状況説明も、二人で引っ張りセットした方が早い!の結論。でかいプライヤーと布ベルトを使い5分足らずで丸棒端は固定ブラケットに収まる。

 

 

 

トランクリッドの開放保持復活のメデタシは4回目。4回も同じこと繰り返したこと反省で根本解決せねば!の遅い思い・・。

 

数日後、自宅でトランク開放時何か重いな?の違和感。以後数回の開け閉めで様子見時「バタン」の丸棒脱落。L型アングル形状鋼鈑が曲がったの?でL型アングル確認も無傷。「コの字型部品」の丸棒収める部分がヒシャゲル破壊を確認。

 


当該部分の応力集中発生原因?の我、トランク右側のアームとブラケット箇所を観察。この部分は緩みを恐れダブルナットにしている。アームに取付くブラケットを留めるボルト・ナット・ワッシャーのセット順には目もくれず、従来通りの組付けを繰り返していた。現況のセット順は「ボルト頭部→ワッシャー→ブラケット→アーム→ダブルナット」である。

 

 

 

何度も不具合発生で、お恥ずかしい限りから詳細調査。ボルトは半ネジで、ねじ切りの無い部分がブラケットとアームの孔に収まり動きを確保する構造になる。しかしながら、現況は黄色のワッシャーがボルト頭部側に設置されている。下図のねじ切り無し部分6.5㎜は、ボルト頭部側にワッシャーが入っているので2㎜程度になる。ブラケットはダブルナットで押し付けられ、本来稼働すべき部分が固定されボルト・ブラケット・アームの一体化から「コの字部品」破壊発生になったのだ。

 

 

 

車体左側のブラケット・アーム部分のボルト取付け等も調査。ブラケットとボルト頭部箇所にワッシャーの取付けが無い。我は、正規の取付け順である左側を見習わず・確認せず、右側の「ボルト頭部→ワッシャー→ブラケット→アーム→ダブルナット」の順のまま半ネジボルトを締め付ける失態を繰返していた。

 

半ネジボルトは、左右で異なっていること発見。右側は、全ネジの一部分を削り半ネジにした代用品のもよう。その復旧時、ワッシャーをボルト頭部側に取り付けたようだ。ワッシャーは、ネジ部の通過が困難な程の傷みであった。

 

何度もの失態を経て、右側は下図のようにワッシャーをアーム側にして復旧。

 

 

破損した「コの字型部品」を修正。「コの字型部品」は、修正した方を前部にして損傷の無い方を後部にして取り付けた。

 

 

5度目の最終復旧は、車検整備中のMINI JCWの専用OIL持参時に、友人整備士との二人掛かりで復旧した。

 

「コの字型部品」と補強のL型アングル取付けでは、右側のトーションバー端を固定ブラケットから取外している。左側のアームに取付くブラケットも取外している。

 

 

 

左側のブラケット再取付けでは、我の締め付けが強過ぎ半ネジボルトを破損させている。半ネジは特殊形状の為、即入手ならず代用ボルトで復旧。代用ボルトは、ねじ無し部分径が9㎜の為ブラケットの開孔を広げた。また、ねじ無し部分が長い為 取付け後のバタツキ防止でブラケット側にワッシャーを追加。

 

 

 

帰路、甲州街道との交差手前の山手道りで渋滞にはまりクールダウン。冷却温度の最大許容値を超え警告灯が点灯継続・・。つぎは、設置スペース考慮し外気押し込み型の強制ファン取付けかな?ラジエターのオーバーホール?それとも交換になるのかしら?知人整備士に相談せねば・・・。