投稿日記No.92・・「並行輸入ZAR115・・Alfa Romeo Spider Sr.3」トランクリッド開放保持不具合を8カ月経過後に修理

2021年6月に発生させたトランクリッド開放保持の不具合は、走行での支障無しから車検整備時までほったらかし。この都度2月の車検整備時に修理し復活。

 

トランク開放は、運転席側サイドパネル設置のトランクオープナー(レバー)を引き、ワイヤーでラッチを外し軽々とトランクリッドを開放保持できていた。不具合発生前のトランク開放時 何か重いな?何か音がするな? も開放保持はできていた。重い・異音にも反応しない我、後日のトランク開放時にギッギッギバタンなる音に遭遇。トランクが軽々と持ち上げられず保持できないない現象の不覚。トランクリッドを支えるため、伸縮棒の登場となる。

f:id:kokidemoalfa:20220216115208p:plain


左側写真は不具合発生時のトランク内で、何やらL型の丸棒が垂れ下がっていた。丸棒のL型部は何処から外れた?でボディー左側の同様箇所確認。丸棒は赤丸部から外れ落ちていることを確認する。

f:id:kokidemoalfa:20220216115253p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216115331p:plain

異常の無い左側を確認し「丸棒L型部」を保持する「コの字型部品」を現認。右側の異常発生箇所は「コの字部品」が曲がり丸棒が外れ落ちたことが分かる。

f:id:kokidemoalfa:20220216115549p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216115637p:plain

 

何故「コの字部品」が曲がった?の調査で、左右のトランクリッドのアーム部含め比較観察。アームには「コの字部品」から外れ落ちた丸棒の端部が、アームに取り付くブラケットの開口部に可動する状態で収められている。右側のトラブル発生箇所は、ブラケットを固定するボルト・ナットの緩みでユルユルを現認。何か音がする?の時点で点検すべき!を行わない我 後の祭り。

f:id:kokidemoalfa:20220216115737p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216115902p:plain

 

トランクの開放保持は、アームとブラケットが共に動く一体形部へ丸棒が取り付き、そのねじり解放をかいしトランクがポップアップできる仕組みと理解。不具合発生の原因は、一体物であるべきアームとブラケットがボルト・ナットの緩みで固定部から可動部になったため。可動してしまうブラケットの丸穴に差し込まれた丸棒は、トランク開放時に移動防止ガイド役の「コの字部品」へ応力を集中させ曲げを発生させた模様。

f:id:kokidemoalfa:20220216120024p:plain


「コの字部品」の曲がり修正は、ペンチで挟み込みググット上に持ち上げ終了。当該部品は、丸棒の移動を防ぐガイド部品であり本来応力が集中しないので補強は行わない。

f:id:kokidemoalfa:20220216120100p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216120136p:plain

 

丸棒を赤矢印部へ再取付け試みるも、トランクリッド開放保持装置である丸棒の取付けの仕組み理解できていない我、2月の車検時に復旧の結論で丸棒のバタつき押さえる処置で作業を中断。

f:id:kokidemoalfa:20220216120249p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216120321p:plain

                         

トランクリッド開放保持の仕組みは、軸のねじりすなわち丸棒のねじりでそれが現代車で用いられるダンパーの役を担っているが我の理解。左側写真は、アーム取り付けのブラケットで開口部に差し込まれた可動側の丸棒端部。右側はボディーに取り付けられた剛体側(ストッパー役)。トランクの開放で、丸棒は軸の中心のまわりにねじりモーメントを作用させる変位でポップアップ量提供の理解。

f:id:kokidemoalfa:20220216120436p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216120517p:plain

 

トランクリッド開放保持不具合解消の復旧作業を開始。丸棒取付け復旧のため、剛体側(ストッパー役)赤丸部の丸棒を力技で固定ブラケットから外す。

f:id:kokidemoalfa:20220216120629p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216120717p:plain

 

コの字型の部品箇所へ、ねじりが開放された丸棒を取り付ける。次に、トランクリッドヒンジのアームに丸棒の可動端を収めるブラケットを取り付ける。当該部分のボルトは全ネジでなく半ネジの六角ボルトが望ましくも、所持がなくボルトは全ネジを再利用。緩み防止のためダブルナットにはしている。

f:id:kokidemoalfa:20220216120840p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216120911p:plain

f:id:kokidemoalfa:20220216121020p:plain

 

最終作業は超力技で、丸棒端部を固定するブラケットへの丸棒はめ込み作業。同作業には我も必要とされ、丸棒端部の引き込み時に角材を差し込んだりチェーンをかけての引っ張り作業等で作業中の写真撮影は無い。無事、丸棒端部をブラケットに収め作業終了。

f:id:kokidemoalfa:20220216121142p:plain f:id:kokidemoalfa:20220216121217p:plain 

久々のトランクリッド開放保持を嬉しがる。

f:id:kokidemoalfa:20220216121324p:plain車検整備では我の気がかり部分は無い。今後も安全に動かせるよう保安整備とオイル交換を依頼し、大修理や大型部品交換無しを願い電車で帰宅。